オンラインストレージのアップロード速度を比較してみた
(写真:pixabay)
最近、流行り始めているオンラインストレージ。
オンラインストレージ[2](クラウドストレージ)とは、インターネット上からアクセスできるデータ記憶領域のことです。サービスによっては、パソコンやスマホとのデータを自動で同期してくれるなどの便利機能があります。
昔からあったものの、昔にはP2Pやアップローダーなどがあったので、いまいちぱっとしないサービスでした。当初は法律的にグレーゾーンではないか、以上2つに比べてあまり利点がない、LTEなどの無線ブロードバンド環境が整っていないなどの理由からあまり流行っていませんでした。
しかし、最近のクラウドの流れを受け、ついに花開きました。花開きすぎて、いっぱいサービスが出来ました。
花開いた結果、いまいちどれがよいのかわからないので、とりあえず、通信速度を比較してみました。
比較対象
- Dropbox
この分野では最大手かと思われるオンラインストレージサービス。重宝してます。 - Google Drive
Googleが提供するサービス。容量が20GBと大きい。なお、利用規約はしっかり読んで使おう。 - Microsoft OneDrive
マイクロソフトが提供するサービス。10年ぐらい前からお世話になってる。最近Dropboxっぽくなった。 - amazon cloud drive
ECサイトAmazonのサービス。クラウド型MP3プレーヤーを目指してたやつのたぶん発展形。 - フレッツ・あずけ~る
フレッツ光に入った時におまけでついてたNTT東日本のサービス。フレッツに入ってれば、フレッツ網内で通信が完結すると思われるため、通信速度は速いんじゃないかと期待。
実験方法
ざっくりとしたスペック:
回線速度
(むらがあるな、おい)
回線速度測定ソフト:
パフォーマンスモニター(Windows標準ソフト)
測定方法:
自分でとったねこ動画(約50MB)を測定開始後1秒後ぐらいにアップロードしてみて、終わったと判断した時に測定を打ち切るアバウトな方法
(写真:alfred++)
測定結果
(前回[kB/s]を間違えて、[kps]と表示していました。お詫びして訂正いたします。)
※全部無料版。順番適当
感想
・意外にもOneDriveが速い。でも、Dropboxも速い。
・Google Driveはあまり速くない。容量大きいし、仕方ないね。
・フレッツ・あずけ~るが思ったほど速くない。フレッツ網内で通信が終わると思われるのに、なぜ?
測定結果詳細
パフォーマンスモニターの出力は以下のとおり。縦軸は通信速度[Mbps][MB/s]で、横軸は時間になります。
デスクトップアプリから自動検知でアップロード。謎の波があるものの、24Mbps出るときは出る。
デスクトップアプリから自動検知でアップロード。 全体的に低調。謎の波がある。
・OneDrive
デスクトップアプリから自動検知でアップロード。32Mbpsもでて、謎の波がない。これは速い。
ブラウザ(Google chrome 36)から手動でアップロード。測定時間が足りなくなったので、途中で測定を打ち切った。とても安定している
・フレッツ・あずけ~る
デスクトップアプリから手動でアップロード。そこそこの速さだが、定期バックアップと手動アップロードのみで、リアルタイムでアップロードしてくれない。そこはがんばってくれ、みかか。
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