なにメモ

コンピュータビジョンや機械学習関係の話題を書き綴ると思うブログです。

今年の振り返りと、サンタの挑戦状

Happy Holidays!

あるふです。

投稿者の皆様、読者の皆様、アドベントカレンダー、お疲れ様でした。 今年のアドベントカレンダーは過去最高に波乱にみちたカオスが詰まっていて、素晴らしいと思います。

まずは、今年のアドベントカレンダーをざっくり振り返ってみます。

投稿日 投稿者の背景 概要
12/1 AIの研究者 今年の振り返り
12/2 匿名 画像生成AIに対する期待
12/3 VTuber予定 Dreamboothの結果
12/4 AI開発者 Clean Diffusion 
12/5 ゲーム開発者 今後の予想
12/6 AI漫画家 AI漫画
12/7 AI開発者 Cool Japan Diffusion
12/8 大学生 AI絵で稼ぐ方法
12/9 闇のエンジニア 雑誌の紹介
12/10 AI開発者 学習用Cool Japan Diffusion
12/11 イラストレータ 権利の問題
12/12 マチュア 画像生成AIを使った感想
12/13 VR関係 画像生成AIによる立体視
12/14 対話の研究者 定量的指標の紹介
12/15 画像の研究者 デジタル贋作の紹介
12/16 ゲーム開発者 画像生成AIによるゲーム画面のレンダリング
12/17 統計の研究者 Schedulerの自作
12/18 アーティスト 画像生成AIを使う人への言葉
12/19 VR開発者 VRアバターの作成
12/20 翻訳家? 定量的指標の提案
12/21 ディレクター 生成AI全体の予想
12/22 - (まだ)
12/23 小説家 画像生成AIによる挿絵
12/24 AIアートに対するメタ的分析
12/25 AIアーティスト サンタの挑戦状

このようにカラフルな背景のもとにいろんな意見が交わされました。今後も画像生成AIについて、活発で建設的な議論が交わされていくことを願っています。

さて、本来はここでクリスマスプレゼントとして、学習用Cool Japan Diffusion 2.1のモデルを配布する予定でした。ただ、反対の意見が多く見られるため、やめました。

そこで、クリスマスプレゼントとして挑戦状を皆様にお送りします。AIアートグランプリに投稿予定の作品を紹介します。 私が投稿する予定の作品は、「Cool Japan」というタイトルになる予定です。 私はインタラクションが専門の研究者なので、インタラクティブなメディア・アートでも良かったのですが、 審査員へ無意味に負担がかかると思い、やめました。普通に映像作品にします。 ざっくり内容を説明すると、平安時代から現代までの日本の芸術を振り返り、なぜ「Cool Japan」が生まれたのかを短い映像で語る内容になる予定です。時間がなくて作れない可能性もあります。 今の所、決まっていることとして、画像生成AI(Cool Japan Diffusionと学習用Cool Japan Diffusion 2.1)を用いて動画を作成し、楽曲として越天楽を使用する予定です。


www.youtube.com

学習用Cool Japan Diffusion 2.0の時点で学術的指標であるCLIP ScoreとFIDにて、公開されているモデルの中で現状よいとされていますが、2.1は比にならない出力だと考えてください。

みなさま、ぜひ、この作品を超えるアートを投稿してください。 アート界の藤井聡太はあなたかもしれません。

それでは良い年末を。